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THEE もはやこれは

小原 一哲

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漫画を買いました
ふと本屋を歩いていて
表紙の不気味さに心奪われました。
ええ、まあ
ホラー漫画です。

「僕が死ぬだけの百物語」
小学生のユウマ君が
我々に対して
一話ずつ百物語を語ってくれます

一話完結なのでサクッと読めますが
最初と最後のユウマ君の語りの時
少しだけ家庭事情が見えますが
そこもなんだか不気味
虐待されているのか?
家が取り憑かれているのか?
そんな描写が目立ちます。

漫画はもはやカジュアルな画集
と考えております。
個人的に
画集や美術館で絵を見る事もあるし
絵を描く事も、Tシャツにデザインする事も

印象派が好きなように
ストリートアートが好きなように
漫画に関しても
どれだけストーリーが良く
人気であったとしても

絵が好みじゃない
そんな時は
なかなか
読むに至らないものです。

まず感じたのは
絵のそして
登場する異形に対しての不気味さ
日常における違和感というのは
不気味さを強調するものです

ホラーはなんで怖いのだろう?
私は幽霊は見たことが無いので否定派ですが
今後見たら変わると思います
死んだらそこでおしまいです

恐怖の根源はなんだろう?
それは死
もっと言えば知らない事と思います
人間は自分の知らない事に対して恐怖を感じる
死んだ後の事は誰にも分かりません

その無知な対して恐怖が生まれます
なのでそこに対して神や宗教が生まれたと
考えます。
信仰と畏怖を込めて
自分の力の及ばない範囲に対して
崇めると同時に恐れるのです
そうして先祖は暮らしてきました。

さて
私はそれより怖いものがあります
雷と
芋虫と
人間の心です

安倍元首相が銃撃の末亡くなりました。
怖いのは
銃撃した犯人じゃない
銃規制の日本においての銃撃でもない

アベノマスクやら
加計、森友問題
昭恵夫人のコロナ禍の行動
それに対してSNSなどを使い
叩きまくった匿名の国民が

亡くなった途端
手のひらを返したように追悼する
この人間の心が怖くてたまらないのです
どこにでもいる匿名の一般国民が
私は怖くてたまらない

幽霊より人間の方が遥かに恐ろしい
そんな恐怖はすぐ私達の側に

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