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ザ この度

小原 一哲

Amazonプライムに入会しました!
いつもの引きこもり生活に更に拍車がかかります!
久々に映画にどっぷり浸かってみようと思います!

そして!そして!
記念すべき1発目!(実は2発目)
ずっと見たかった三木 卓さん原作の「震える舌」

舞台は80年代の日本
まだ住宅の開発が少なくそこら中に沼地が残る団地が舞台です!
ふと子供が沼で遊んでいたときに落ちていた釘で指を傷つけました
傷口から破傷風菌が入り病魔に苦しむという映画です!

そう!震える舌とは現実に起こりうるノンフィクションのホラーです
事実、作者の娘さんがこの病気に罹ったのをベースに作られています!

破傷風にかかると僅かな刺激(音や光)などで激しい痙攣を起こします
その時舌を噛んでしまったり、痙攣ののけぞった衝撃で背骨が折れたりするそうです!

作中の子供も何度も舌を噛み、口を血塗れにしながら痙攣して泣き叫ぶシーンがあります
そしてそれを見た両親が徐々に疲弊し、崩壊していく様がものすごくリアルです!

破傷風は誰にでも起こりうる病気
ホラーはノンフィクションが1番恐ろしい!
何度も言いますがお化けが出るホラーびっくり演出やスプラッター等は怖くて当たり前です
1番怖いのは人間、そして現実に起こりうるノンフィクション
ゾワゾワと沸き起こってくる、忍び寄ってくる静かなホラーが1番怖いです

トラウマレベルで言ったら今までで1番です
ですが終わり方が私好みではないのです。

怖いだけで言ったら「キャタピラー」という戦争映画がぶっちぎり一位でした!
ホラー耐性の付いている私でも怖くてトイレに行けなかった程です

さてホラー映画好きといいましたが、厳密には嫌な気持ちになる映画が好きなんです。
大抵後味悪い映画というのは大きな絶望に突き落とす前に大きな希望があります
希望と絶望の落差が大きいほど後味の悪さは強くなります。
ですが、この震える舌は常に下降線
絶望の谷にひたすら落ちていくだけです
最後のシーンまで救いもなければ光も希望もなく、誰も悪くない所がいいですね!

暑くなってきました!
今年は幽霊が出るホラーではなくヒューマンドラマでゾッとしてみてはいかがでしょうか?
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