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ザ キャタピラー

小原 一哲

自分が今まで見た怖い映画No. 1は「黒い家」と思ってましたが、今回の「キャタピラー」がNo. 1に君臨しました!

ジャルとしては戦争系のヒューマンドラマなんですが、見終わった後怖すぎて寝れないくらいでした‥

舞台は終戦間際の日本
出兵した夫が両手足がなくなり片眼を失明し、耳も聞こえず、声帯もやられた傷痍軍人として村に帰ってくるお話
そしてその妻のお話

何が怖いってこれが約70年前には本当にあったという事です。
初めは甲斐甲斐しく世話していた妻も、戦争のトラウマを抱えた夫も徐々に狂っていくとこが生々しい
そしてある意味ハッピーエンドなラスト
現代の慰安婦問題にも通ずるところがあります!

監督は若松孝二
元ヤクザという異色の経歴の持ち主
綺麗に着飾った俳優達が戦争の生々しさを表現できるわけがない!
という反骨精神丸出しの撮影手法
本当の戦争のシーンやポツダム宣言の生音源を挟み込むなどすごく尖ってます!

見たら絶対後悔しますが日本の歴史としては見とくべきだど思います!

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