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ザ カッコーの巣の上で

小原 一哲

1975年にアメリカで公開された映画「カッコーの巣の上で」
僕の大好きな心をえぐる系の映画です

ホラーやサスペンス、バッドエンドなどの映画しか見ない私ですがそれらとは一線を画す心に暗い影と感動を及ぼす作品です

「ダンサーインザダーク」「チョコレートドーナツ」「子宮に沈める」と並び自分の中でかなり心に残った映画の1つでもあります

あらすじは人間性をも統率しようとする精神病院とそれに反発する患者達のお話
1人の患者が入院してくることによりバラバラだった患者達がまとまったり、脱走して釣りに行ったり、夜中に乱痴気騒ぎをしたり、楽しげなシーンが多いのですが‥ラスト20分がエグすぎるやつです!

主演を務めるのは「シャイニング」で有名なジャック ニコルソン
彼の名演技が光ります

この映画で描かれているのは人間の尊厳と自由について
現代社会においても共感できる事が数多くあると思います

百聞は一見にしかず
ですが、かなり嫌な気持ちになると思うので見たい方はぜひ!
心に残るという点においては感動と絶望は同じだと思います

感動が大きくなるほど絶望も大きくなる
逆もまた然りです
絶望無くして感動はありえない
すごく考えさせられる、そして心に鋭く残った作品でした

余談ですが、タイトルの「カッコーの巣」
これはスラングみたいなもので精神病院という意味だそうです
規則に縛られた巣から自由を求めて旅立つそんな意味合いだそうです
原作はケンキージーの同名の小説
原作も読んでみたくなりました!

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