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気づけば時は過ぎて、僕ももうすぐ40歳になる。

それでも、「おじさんだから」と、
何かを諦めたり、捨てたりはしたくない。
する気もない。

まだまだしたいことも、欲しいものも、行きたいところも
たくさんある。

だが、気をつけなくてはならないことは確実に増えた。

世界中の有識者が口を揃えて言う、
「若者に気をつかわせるな。」もその一つ。

おじさんというのは、話が長い。

そしてその長い話に、若者は全く興味がないのだ。

それは至極当然で、自分が若い頃を思い返しても
一般的なおじさんの退屈な話を
もっと聞きたいと思ったことなど
一度もなかったはずだ。

楽しそうに聞いていても、
笑顔をむけてくれていても、
それは当たり前。

おじさんというのは基本的に、目上の存在。
ただただ、気を使われているのである。

本当はスマホでSNSを見ていたいし、
ぼーっと過ごしたりしたい時間を、
おじさんが阻んでいるのだ。

そして、いや俺は違う。と思ったら
むしろ危険信号。
それは彼らがひっそりとかもしだす、
静かにしててくれねえかな、という空気を
あなたが読めていない証拠なのだ。

若者の貴重で大切な時間を
おじさんの駄話で奪ってはならない。

コミュニケーションというのは、
お互いの利害が一致して初めて成り立つものなのだ。

ん？おい。
ちゃんと聞いてるか？
いいから俺の話を聞け。
俺の若いころはだなあ。
先週の休みはなあ。

そして他にも気をつけなくてはならないことがある。
それは、健康についてだ。

続く