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コンクリートが泣いてる

小原 一哲

空がコンクリートになっちゃって

春は別れてしまう

雨と雷が多い

希望が地面に犬のフンみたいにへばりついたら

敵意がある指を一本ずつ

切り落として並べてみよう

残っていたのは薬指だけだから

そこに愛を誓うのでしょう

人より少しだけ気に入らない事が多いだけ

いつだって吐きそうなんだ

異常者が半数を超えたその時に

異常が正常にひっくり返るんだと考える

そしたら

たくさんの人が好きな

ピカピカ光ってるゴミを差し出されて

僕はそれをはたきおとして

50年前のイギリスに逃げ込むのさ

終わりのない死体だらけのトンネルの中を

それでも鳥さんが幸せを運んでくる

真っ暗だけど

幸せだけが輝いてて

ルートビアの瓶を片手に歩いてく

赤ちゃんみたいな顔したおじさんも

きっといつか銃殺されたら

少しはヒビが入るかもしれない

バイバイ

I LOVE YOU BABY!


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