ハローサマンサ、グッバイジュディ

ここは太陽の裏側にいて
全てが凍ったみたい
隙間から見えてる街灯の白
紙とインクの物語の中に
引き摺り込まれる
ズルズルズルズルと
そしたらハートが黒くモヤモヤしだして
昔から何回も触ってみても
とっても嫌な気持ちにさせてくれる
横断歩道を牛が歩いててさ
視界の中には何匹も蛇が飛んでる
爬虫類が好きなのは
産まれてからもひとりぼっちなところ
トゲが最初からなけりゃ
コンクリートの棟を全て壊して
初めからあった凸凹だけで生きていけるのに
ジュディがどっかから飛び降りたみたい
さっきまで地面をえぐってたのに
でも明後日から帰ってくるみたい
帰ってこなくてもいいのにな
サマンサもジュディの後ろでニヤニヤしてて
メキシコあたりからやってきた女
毎年まあまあの人を殺してて
「またね」って言ってどっか行く
こいつも帰ってこなくていいのに
サマンサがいる内は
冷たいの中から動けなくて
太陽がおっこちてく海を見るのが好き
いっそのこと皮と肉を取り払って
骨だけでいれば多分涼しい
オケラを殺しちゃったよ
バイバイ
I LOVE YOU BABY!
