Home > 文字がこぼれない


Blog

文字がこぼれない

小原 一哲

デヴィット・ヨハンセンが死んだ

時代の価値がないている

またひとつ失われた

老いぼれたなんか見たくなかったけど

やっぱ存在しててほしい

脳みそに詰まった文字達が

全然出たがらなくて困る

9時くらいに黒い絵をにらめっこしながら

今日も原稿を吐き捨てる

得るものがなければ出すものはなし

この前ナチスの映画を見たんだ

強制収容所の隣に住んでる所長の話

幸せの後ろに死の臭いが立ち込めて

無関心ってのが1番残酷だね

あんまり面白くなくてよくわからなかったけど

ガキ供がウィーリーしてる

今目の前を通る

あどけない達を見てると

こっから色んなのになってくんだな

ブタ箱にぶち込まれるのもいる

そう思うとなんかおもしろいね

特に書くことはないんだけどね

バイバイ


shop