文字がこぼれない

デヴィット・ヨハンセンが死んだ
時代の価値がないている
またひとつ失われた
老いぼれたなんか見たくなかったけど
やっぱ存在しててほしい
脳みそに詰まった文字達が
全然出たがらなくて困る
9時くらいに黒い絵をにらめっこしながら
今日も原稿を吐き捨てる
得るものがなければ出すものはなし
この前ナチスの映画を見たんだ
強制収容所の隣に住んでる所長の話
幸せの後ろに死の臭いが立ち込めて
無関心ってのが1番残酷だね
あんまり面白くなくてよくわからなかったけど
ガキ供がウィーリーしてる
今目の前を通る
あどけない達を見てると
こっから色んなのになってくんだな
ブタ箱にぶち込まれるのもいる
そう思うとなんかおもしろいね
特に書くことはないんだけどね
バイバイ
