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骨

小原 一哲

儀式は続く、1週間

血が出ても、骨が折れても

厚底のブラックブーツが踏む

死んだ人達が寝てる地面を

じいちゃんの頭蓋骨が欲しかったんだけど

壺を開けてみたらもうバラバラだった

13年ぶり

だから僕は坊主がいなくなった隙に

2人の骨を一欠片ずつ食べてみたんだ

味はしない

ビーチですっ転んだ時に味わう砂

そんな感じがずっと口の中に残る

あんたらが死んだ時も同じように食ってやるよ

そう言ったら両親はなんだか嬉しそうだった

ずっと過ごした場所は駐車場になってたし

蔦に飲み込まれたあの空き家と

走り回った空き地は

ソーラーパネルが偉そうな顔して寝てた

ディストピア小説みたい

山の上の海が見える公園には人がいない

どっかのクソガキが欄干に座ってたから

そこから蹴落とす

望遠鏡を覗く自分の街が見える

睾丸みたいなのがあるからすぐにわかるさ

道中で少女がアスレチックの場所を教えて

誰もいないアスレチックを3人で遊ぶ

観光に魂を売った老舗和菓子屋

汚い役場だった場所にタイルミュージアム

随分と変わってたし、変わってなかった

いや、変わったのは俺だったのか

ぼんちゃんにぶん殴られたラーメン屋

ぼんちゃんは崩れそうな長屋に

1人で住んでいてじいちゃんの友達だった

とっくに死んでると思うけど

彼は青森に帰ったらしい恐山かな

そんな死の旅

鉄の神様の足元で

色んな人と一緒に寝ていてくれ

また来るよ

バイバイ

I LOVE YOU BABY!


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