THEE ブラックライダース ホワイトリリー
そう思ってたんだ
そしたら8年くらい前に
ボンテージ着た天使がいたよ
薄暗いベルベットの絨毯の上
別のやつは靴だけ履いて後は全裸
バドワイザーの空き缶がたくさん転がってた
ここ何年かは毎年ちっちゃな花束をあげる
本当は造られた物とか、死んでるやつが好き
だけど鼻を突き刺す甘い香りは好きさ
「I LOVE YOU BABY!!!!!」
大好きなのを前にしたら
きっとこの言葉しか出てこないね
他にウダウダ言うよりさ
「!」は一年ずつ増えてく
なんか200くらいになったら嬉しいよね
首がへし折れてる駅員がいるんだけど
そんなんになってまで働くなんてさ
やっぱイカれてる国だって思うよ
この先はどうせ真っ暗な地獄でしかないけど
侵食されないくらい真っ黒でいたい
いいなって思う物もあるけど
革ジャン着た時ほど心踊ることはない
そうした気持ちをこれからも変わらずにいれたら
どっかのアホな大人が
高校受験廃止するってよ
中学生を苦しみから救うってさ
そうじゃねぇよ
きっとこいつは何もわかってないんだろうな
アパートで野垂れ死ぬのは避けられたけど
まあどうせ行く時は1人だし
生きてる時は絶対に1人になれないけど
死ぬ時は絶対1人なんだな
なんて贅沢な苦しみなんだろう
バイバイ