THEE ねなしがみ
特定の場所に住まず
いろんな地域を移動しては暮らす神様の事です。
ちょっと不気味でノスタルジックなこの画集
イラストレーター「もの久保」さん
という方の作品集です。
ネットをチラチラ見ていたら発売の情報を知りました!
今まで全く知らなかった方ですが
ネットを見た瞬間
「買おう!」と思いました!
理屈なんかじゃなく素直にこの人の作品を見てみたいと思いました!
「八百白首」という架空の村を舞台に描かれる根無し神と八百白首の物語
いろんな姿をしているねなしがみは村にある傘や鍬などを使い体を形成します。
他にもセミっぽいやつや貯水槽いっぱいの生首
いろんな姿をしています。
八百白首村には大人はいません
夜も来ません。ずっとお昼で子供達は遊び回ってます。
ねなしがみを直接見ると連れて行かれます。
だから子供達はバケツや段ボールを被って直接見ないようにして暮らしています。
訳がわからない設定と訳がわからない説明
ですがページを捲る手は止まらず
次々に現れる不穏な絵に胸の高まりは収まりませんでした。
どことなく私の愛するポーランドの画家「ベクシンスキー」の様だと思いました。
やはりこの方も「ベクシンスキー」の影響を受けておりました。
現在でも村や集落には独特の信仰が残っている地域があります。
架空の神様と架空の村で表現したこの作品は必見です!