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べんきょう!

小森田 貴士

ロイスでは新型コロナウィルスの感染拡大予防のため、
営業時間の短縮、予約の制限、エタノール等による各種ウィルス予防対策等に加え、スタッフの休日を増やすことでリスク軽減を試みております。

今日は休みを頂いたので、子供の宿題をやる時間と同じようにウィルスについて勉強し、理解を深めました。

以下、長文です。

ウィルスというのは細胞を持たず、
他の生物の細胞に取りつき、その活動エネルギーを奪い、
増殖(複製)を繰り返していきます。

この、増殖こそがウィルスの唯一の目的であり、
結果として宿主を弱らせることがあっても
宿主への攻撃が目的ではありません。

宿主の弱体化はウィルスにとってはむしろマイナスであり、
ウィルスに感染した宿主が弱らず、死なず、
活動を続けられるほうがウィルスの目的、
「増殖」には都合が良いのです。

2019新型コロナウィルスは微生物、病原体の危険度を4段階で示す“リスクグループ”のグループ3。
SARS やHIVなどと同じグループです。

ですが新型コロナウィルスの強みの一つは感染者が比較的
重症化しにくく、軽症のまま活動を続けられてしまうところ。

同じようにウィルスを病原体とするエボラ出血熱などは
リスクグループ最高のグループ4。
その死亡率の高さ、感染から死亡までのスピードの早さから
感染した患者が活動、長距離移動ができないことが多く、
世界的流行に至りにくいとされているのに対し、
新型コロナウィルスの感染者は症状の出ないまま患者が
広範囲にわたって移動、活動をし、感染拡大しているケースが多いようです。

ウィルスはその構造から
生物とも非生物とも言えず、
ウィルス核酸というDNA、もしくはRNAと
それを取り囲むカプシドというタンパク質の殻で構成されています。

大きさは数十nmから数百nmくらいまで様々で、
一般的な生物の細胞の100-1000分の1程度の大きさ。
たとえマスクをしていても、その隙間からいくらでも侵入できます。

もちろん、マスクをしている場合としてない場合での
感染リスクは全く違いますが、マスクをしていても
ウィルスそのものを完全に防ぐことは出来ないのです。

これはあくまで目安ですが、
くしゃみ一回で約200万個、
せき一回で約10万個の小粒子が飛散します。

そしてこの小粒子にはウィルスも含まれています。
ですがこのウィルスを含んだ小粒子は
ウィルスよりはるかに大きく
マスク着用で感染をかなり防ぐことができるのです。

よく、ウィルスは粒子が小さいためマスクの着用は無意味、
と思っている方もいらっしゃるようですが、

マスクには大きな感染予防効果があるとともに、
感染者自身が着用することで小粒子の飛散を大幅に減らし、
さらなる感染の拡大を防ぐことができます。

また、新型コロナウィルスの不活性化、除去に
有効なアルコール濃度は60ー90%と言われており、
一般的に販売されているアルコール濃度20%-50%程度の
除菌シート等では無意味だとの話もありますが、
アルコール系除菌シートでの拭き取り後
ウィルスは物理的に大幅に除去されることが
わかっているようです。

もちろん拭き取りだけでは完全にウィルスを
除去することはできません。

正しい手洗い、うがい
喉を乾燥させず、こまめな水分補給により
ウィルスを胃に流すこと
口呼吸を避ける
マスクの着用
そして何より、不要不急の外出を避けること

散歩等の軽い運動や
日の光を浴びることは免疫力の向上に
効果があるようです。
なるべく人のいない時間を選び、
体力を奪うほどの過度な運動は避けて
運動をし
バランスの良い食事で栄養を摂り
よく寝て、
そして悲観的にならず、
明るく過ごすことが
この局面を無事に切り抜けるために
必要なことだと思います。

情報が錯綜しており、何が正しくて何がデマなのか
判断は非常に難しいと思います。
一人一人がこの疫病の感染予防について理解を深め
正しく実施していくことが大切です。

まだまだ長引きそうではありますが、
いつかは必ず終わる危機です。
この危機を越えた後、みんなで食べる美味しいご飯
みんなで行く楽しい旅行の計画を立てたりしながら
乗り越えて行きましょう!!!

また長くなってしまいましたが、
お役に立てましたら幸いです。

情報は常にアップデートしているつもりですが、
もし万一間違っていたりしましたら教えてください!

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