THEE 神の声がチョコレート
それは我々があまりにもみっともない姿を
そしてたかが知れた終着点を
簡単に閲覧できてしまうのであって
反発に必要な物は信頼
忌み嫌っていた大人になる憧れ
暗闇に微かに見える割れた瓶の破片
薄汚れた大人は眩むほど眩しくて
まるで猫みたいに
何も分からなくなるまで溶け尽くす
そんな明日を心待ちにしていました。
恐怖を植え付けるだけが洗脳でなく
4月の陽だまりみたいな暖かさで
体の内側から動かすのも洗脳です
犬にフリスビーを放り投げたなら
後はもう思いのまま
厚いオブラートを突き抜けると
血みどろの薄暗い世界が
光輝くお花畑はもう作り物で
我々は血みどろの中で血まみれの姿を
ぶっ倒れそうな痛みに平気な顔を
オブラートの中の彼らに
カッコよく見える様に振る舞わなければ
我々は永遠に冤罪死刑囚のまんま
嘘でもいいからと輝いていなければ
我々は永遠に実体を持てないでいる
たかが知れた終着点でも
好きな物を隙間なく埋め尽くす
みっともない姿でも
ハリボテを背負って平気なフリをする
我々が燃え盛っていなければ
燃え広がる事は不可能
いつ消えるか分からない炎を
命の最後の一滴を使い切るまで
跡形もなく無くなるその時まで
燃え盛っていれたらステキだよね
必要な事なんてたったそんだけ、そんくらい