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ほれい!

小森田 貴士

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身体に悪いとわかっていながらも、
一日一本の缶コーラがやめられない。

僕が愛してやまない缶コーラ。「缶」コーラである。
ペットボトルではいけない。
缶でなくては。

理由はわからない。
だが、たしかに味が違うのだ。

そんな缶コーラを愛する僕が最近手に入れたもの。
それが「滑りにくい缶ホルダー 350ml」である。
カインズホームで980円で購入した。

この缶ホルダーに缶コーラを放り込むと、
飲み終わるまでコーラがぬるくならないのだ。
これは本当に素晴らしいことである。

何故ならぬるい缶コーラなど、
ツノのないカブトムシ。
露天風呂のない温泉。
ピザのないパーティー。
サボテンのない春日井。
君のいないこの部屋。
のようなものだからだ。

さて、紹介するにあたってカインズのWEBショップで
この商品を検索したところ、何故か商品名は
「滑りにくい缶ホルダー350ml」でなく、
「傷つきにくい缶ホルダー350ml」となっていた。
マイナーチェンジで変わったのか、
たまたまの誤植なのか。

しかし問題はそこではない。

この商品にとって大切なのは
傷つきにくいことでも滑りにくいことでもないのだ。
缶コーラをぬるくしないように守ること、
つまり、
君がずっとこの部屋にいてくれるように守ることだ。

なのに何故か滑りにくさとか傷つきにくさを
紹介しているばかりで、
缶コーラをクールに保ってくれるという
大切なことが蔑ろになっているのではないだろうか。

その点を考慮すれば、例えば
「スーパークール缶ホルダー 保(たもつ)」とか
「ヒャッコイマン5000 350ml」
「コリャツメテーヤ」
等が適切であろう。

いや、見方を変えると、
自分の1番の長所を敢えて押しつけず、
意外に他の誰かでは出来ない、細やかな配慮ができる。
そんな優しさこそが彼の最大の魅力なのかもしれない。
これはモテる。

そう思うと、私も大切なことを一つ、
蔑ろにしていたのかもしれない。

私が最も好きなコーラ。

それは、瓶のコーラなのだということを。

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